ここは「比較社会論」(平成20年度)の学習支援ページです。
【レポート課題】
以下の2点について、簡潔に述べなさい。
1.これまでの国連の取り決めと今回の模擬国連の決議はどこが異なるか。
2.模擬国連と現実世界はどこが同じでどこが違ったか。
「今回の模擬国連の大使の動向(仲間の作り方から投票行動まで)は、現実の大使の動向とどこが同じでどこが異なるか」
例えば、
「今回の模擬国連(COP)を本当のCOPの議長が見たらどう思うか」
「学生大使を本当の大使が見たらどう思うか」
という観点で考えてみてください
書式:A4
締切:1月16日の最後の授業。
☆シラバスには、1/16は「ローカルアジェンダの作成 後日レポートとして提出」と書いていましたが、ローカルアジェンダのレポートは、この課題をもってかえます。
当日は、各自が用意したこのレポートをもとに議論をします。
- 14回目 keep cool 2回目 1.9
- 採択された追加ルールは、温暖化のストップ、経済破綻回避、貧困国救済に効果はありませんでした。その後、各テーブルで工夫をした結果、勝利者もTIGER
COUNTRIESやOPECが勝利しました。何が効果があったのでしょうか。次回のレビューで明らかになります。
- 13回目 模擬国連第4回シミュ 12.26
- 議長から事実上のコンバイン指示である異例の再修正要求が出されましたが、多くの大使が拒否。非公式討議の後、結局、投票に持ち込まれ、必要獲得数ぎりぎりで、非先進国中進の案が採択されました。はたして、このルールでよりよいゲームになるのか?
- 12回目 模擬国連第3回シミュ 12.19
- 修正案の作成でした。しかし、あの修正案で勝てるのでしょうか。勝負以前に、再び全員負けの悪夢が・・・
- 11回目 模擬国連第2回シミュ 12.12
- 3本のDRが提出されました。不完全な内容でしたが、まとめていくプロセスで学ぶことも多かったと思います。
- 10回目 模擬国連第1回シミュ 12.5
- 模擬国連会議が始まりました。6カ国の公式発言と2回のコーカスがありました。公式発言やワーペの配布などを積極的に利用して、自国の利益を損なわない(ゲームで勝つチャンスが減らない)ように、交渉をしてください!
- 9回目 模擬国連準備 11.28
- keep coolの担当エリアに分かれて作戦会議でした。エリアを越えての交渉までには至りませんでしたが、具体的な作戦までできたグループもあったようです。
- 来週からいよいよ模擬会議です。全ての大使の心に訴えかけるスピーチを期待しています。
- 8回目 貿易ゲーム2回目 11.21(産業廃棄物・国際会議・累積債務)
- 人件費がかさむと国内産業の空洞化が起きる。産業の発展には莫大な資金が必要となり、そのために貧困国は借金漬けになっていく(累積債務)。産業廃棄物は先進国に多い。国連は本当に役立つのか。今回は、いろんな要素をつめこんだ(詰め込みすぎ?)バージョンでした。母語禁止時間を設けるのをすっかり忘れてしまいました。残念。
- さて、模擬国連の開始が一週遅れます。来週は、事前準備のディスカッションです。変更についてはシラバスをみてね
- 7回目 「温暖化」についてプレゼン2回目 講義「宗教と行動指針」「模擬国連会議の進め方」 11.14
- 今回も意地悪質問しました。アイドリングストップして節約したガソリンでもうちょっとドライブ!では意味がないということです。
- 講義は「宗教圏で行動が異なる」というテーマでした。
- 一神教:全知全能の神の存在 神のもとではみんな平等→個人主義が生まれる) 「神に誓って約束します」→契約を破ると地獄に堕ちる 誰も見てなくても現実に罰がなくても約束は守る(禁欲)→天国にいける(来世救済) →神を法に置き換えると 法治社会の誕生
- 多神教:専門分化した八百万の神々 契約の履行を見守る絶対的な神は存在しない=第三者(仲人)が監視→人間関係優占主義(縁故主義)が生まれる 「○○さんの顔に泥を塗らないようにします」「約束やぶったらこの辺りでは二度と商売でけへんで わかっとるな」 →約束をやぶったことがばれるとこの世で罰を受ける
- 皆さんが担当する国の主な宗教の特徴を調べて、どんな行動規範があるかを理解して、そのように行動してください。担当国の文化を知り、その国の大使になりきりましょう。
- 次回は、貿易ゲームをもう一度やります。
- 6回目「温暖化」についてプレゼン 11.7
- 意地悪な質問をたくさんしました。リサーチした結果を鵜呑みにしないでね、ということです。果たして温暖化は本当に進んでいるのでしょうか。
- 5回目 「貿易ゲーム」 10.31
- 貿易ゲーム(国作りバージョン)をやりました。クリップのお金なのに、裕福な気持ちになったり、寂しい気持ちになったり。経験者もそれなりに苦労していたようです。3つのマーケットの違いに気づいた人は少なかったようですね。情報もお金になるんですよ。
- 4回目「keep cool」 10.26
- ドイツ環境省が発行した「キープ・クール」という地球温暖化防止国際交渉ゲームをしました。どうすれば温暖化で地球が破滅せずに経済発展できるかについて、理解が深まったと思います。
- さて、今年の模擬国連のテーマは温暖化です。6回目までに、温暖化を食い止めながらも、経済的に破綻しない方法についてリサーチしておいてください。
- 3目目「初代世界大統領を決めよう」ゲーム 10.17
- 初代世界大統領は誰がふさわしいでしょう。多数決をとらずに一人の大統領を選びました。
- 合意形成の難しさを実感できたと思います。合意形成には高いコミュニケーション能力が必要です。
前回と今回の反省点をしっかり次回に生かしましょう。
- 2回目「メッシー君の散歩ゲーム」 10.10
- 異文化コミュニケーションに必要なものは、まずは、コミュニケーション能力です。
この1回の授業でコミュニケーション能力は数段高まったはずです。それは、その難しさに気づいたからです。
「ああすればよかった、こうすればよかった」と思いついたことを、次回以降の授業で生かしてください。
- 次回までの課題:
- 世界大統領が選ばれることになりました。各自、大統領候補3名と、推薦理由をまとめておいてください。
- 1回目「無人島ゲーム」 10.3
- 私たちは、生活に「必要不可欠なもの(needs)」と「あればいいもの(wants)」の区別に気づかずにいます。「あればいいもの(wants)」の、ほとんどが維持管理するためにはエネルギーを必要とするものです。先進工業国・地域が、多くのエネルギーを消費しているとういことです。
しかし一方で、開発途上国・地域の子どもたちには、食べ物や保健・医療、教育など、人間のくらしにとって必要不可欠なものが不足していることが多いのです。
- つまり、このゲームは、「何もない無人島」にくらすとして何が必要か話し合い、探ることによって、「needs」を発見し、私たちの豊かなくらしの中味や開発途上国・地域の子どもたちの現状に気づいていこうとするものです。
- 「needs」衣食住、医療をはじめ人間の生活にとって基本的なもので、教育とあわせてベーシック・ヒューマン・ニーズ
(BHN)と呼ばれています。これらは、開発途上国・地域の人々が本当に必要としているものであり、そこから開発や支援のあり方を考えるきっかけにしてください。
(参考:『開発教育・国際理解教育ハンドブック−国際社会でも活躍できる日本人をめざして』2章1節「無人島ゲーム」)
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