比較社会論
Working Paper (提出順)
ガーナ共和国においては、安全な水を手に入れることのできる比率は、現在約65%です。トイレにたまった排出物や、その他の生活用水が処理されることなく還元されるなど、上下水道の普及率が低いために、不衛生な水の摂取などを原因として感染症の被害が多発しています。これは乳幼児の死亡率上昇の原因ともなっていて、水質汚濁問題は深刻なものとなっています。水道が設置されているのも大都市に限られており、必要な水を手に入れるための過酷な労働負担も見られます。わが国は、水道の普及率を上昇させ、安全な水へと浄化する、浄化施設を整えることを要請します。このためには技術・資金そして労働力の面での協力が必要であり、それらの面での協力も合わせて要請します。
インドネシアは洪水が多く、それによる水質汚染や、感染病に悩まされている。水道水は飲めるものではなく、インドネシアの住民の多くは水を飲む前に沸かすのが習慣になっている。 専門家によれば、飲料水が原因で下痢、コレラ、腸チフスは、インドネシアでは一般的な病気だという。都市部の家屋ではトイレが水源に近すぎるから、ふん便が水を汚染してしまう、と指摘する声もでている。さらに、大部分の都市部ではコストの問題で下水道建設に手つかずの状態である。井戸水をこのんで使う人も多いが、それにより地下水の不足も問題になっている。インドネシアは、汚水を浄化する設備を整備することや、金銭面での援助を望んでいる。
外交姿勢 すべての近隣諸国との友好関係に努めている。
NATO 2004年3月 加盟
EU 2005年4月 署名 2007年1月 加盟実現へ。
基本情報 面積約110千平方キロメートル、人口780万人、一人当たりGDP $2586
首都 ソフィア 宗教 大多数はブルガリア正教
水問題について
年間降水量は約700mm程度で少ない。水資源は、貴重となっている。しかしながら、各セクター間の水配分について適切な管理がなされておらず、1989年以前に策定された開発計画に基づき、需要量以上の取水が行われている。また、流域内及び流域間の複雑な導水により必要以上の水利用が行われているため、乾季には都市部において、慢性的な水不足を引き起こしている。他方、下水処理施設や工場の排水処理施設の未整備により、主要河川の水質悪化等が問題となっているとともに、河川の水質汚濁に起因する地下水の汚染が懸念されている。水質や水源保全を含む総合的水資源管理計画の策定が急務となっている。
2015年までに全ての水域を良好な状態にすることを目的として採択されたEU水枠組み指令(EU-WFD)(2000年10月採択)の要求事項を満たすために、各種取り組みを開始している。このEU-WFDに従えば、2008年に流域管理計画(案)の作成、2009年に国民への計画説明、2010年にEUへ提出という目標設定がある。現在ブルガリアは、EUの準加盟国の立場にあり、2007年の加盟に向けて多くの分野で準備が整いつつある。31分野の達成課題のうち「環境分野」において、「総合水資源管理計画の策定」が求められている。
ブルガリアはこの約十年間、民主化、自由市場へと歩んでいるが、都会と田舎には格差があり、経済上も決して安定しているとは言えない。国土全体に安全な飲み水確保のため、金銭的・技術的援助を求める。また、すべての国と友好関係に努めており、とくに欧州各国との関係強化を望んでいる。
モロッコでは、農村地域の給水施設設備が遅れており、これらの地域住民の86%は質・量共に劣悪な給水状態に置かれています。そのため、農村地域住民の間では水因性疾病が多発しているほか、伝統的に児童が水汲みの労働力となっているため、児童の就学率向上にも支障をきたしています。さらに、このような劣悪環境のため、村落からの人口流出が続き、わが国の農村地域の社会、経済発展に大きな障害となっています。わが政府は、このような状況を改善すべく、2010年までに地方給水率を80%にする目標を掲げた全国地方給水のための基本計画を策定し、事業化を推進してきていますが、わが国の劣悪な財政状況から、特に南部地域における村落を対象とした計画の実施が大幅に遅れています。
このような背景から、わが政府は、給水率が劣悪であり且つ緊急性の高い南部3県137村落を対象とする「南部地域飲料水供給計画」を策定し、この計画で必要な給水施設建設および維持管理資機材の調達のための資金につき、無償資金協力を要請します。
パラオの水道水は濁っていることが多く、また、病原菌に汚染されることもあるので飲用には適していない。現地の人は、雨水を溜めた天水を利用しているが、天水を飲む場合でも煮沸してから飲むことが勧められている。パラオの海は世界中のダイバー憧れの地で、その透明度と魚種の多さには誰もが圧倒される。この美しい海水を飲料水や農業用水に利用できるよう、淡水化施設を設けたい。オランダ、フィジー、ツバル、マーシャル諸島、ハイチ、モルディブ、バーレーン、パラオでIsland Corporation Unionを結成したのでパラオ一国だけでなく、複数の国で協力して海水の淡水化を目指す。
パラオ経済を実質的に支えているのはアメリカによる財政援助と、日米などが行っている大規模な開発援助である。このため2009年にアメリカの財政援助が終了するまでに、いかにして経済自立を図るかが国家的課題になっている。一人あたりGNIは太平洋島嶼諸国では突出して高いが、パラオ政府は海外援助の占める割合が大きく、国民生活実態とはかけ離れている。パラオが経済的自立を図るために、技術と経済的援助を先進国に求めたい。
わが国ザンビア共和国はODA対ザンビアにおける旧宗主国イギリスと日本から多大なる支援に感謝の意を表する。これら2つの国からの援助はさまざまな分野において効果を上げており、ザンビア国民の生活向上に貢献したと認識する。
しかし、首都ルサカと農村地域の格差は大きく、地方農村開発への支援がわが国の貧困削減へとつながると強調する。水へのアクセスは困難であり、水を媒介とする感染症の流行やHIV患者の増加も問題となっており、農村部の井戸、下水処理場、保健所、病院など社会インフラの整備への金銭的・技術的援助を強く要求する。
わが国の発展がアフリカ南部諸国の生活水準向上につながると期待する。
ケニアでは国民全員が安定して水をうけとることができず、多くの人々が困っている。また、電気も一部の人しかうけとることができない状況にある。有償援助として、ソンドゥ・ミリウという名のダムが造られ、水をため、その力を利用した水力発電ができるようになったが、さまざまな問題がある。ケニアの一年の半分は乾季であるし、土砂を多く含む水がダムを短期間で埋めてしまう。重債務貧困国のレベルであるケニアに対し、あまり効果のないダムを、有償で造るのはどうかと思う。ケニアの現状を無視し、期待を裏切る援助ではなく、しっかりとケニアのことを考えた援助が必要であると思う。アフリカではケニア以外にも安定して水を受け取ることのできない国が多く存在している。アフリカの多くの人々を助けるために水道を引いたり、浄水施設を作ったりすることが必要である。
1.フランスの水に関する状況
フランスは水問題に関しては地球レベルの広範囲の課題に対処する上で必要とされる専門知識と技術を有しているのだが、水問題も抱えている。EUの中でも最大の農業国であるフランスは、農業用水による深刻な汚染に悩まされている。農業で使われる農薬や化学肥料が土壌に残り、地下水や河川を汚染して水道水の水質を低下・悪化させている。そのためフランスでは飲料水をほとんど自国の天然ミネラルウォーターに頼っている。
2.支援・協力について
フランスとしては、まず近隣のEU諸国と協力して水道水の品質改善に努めたい。そのためには、『農業用水の汚染をなくす→水道水の品質改善→ミネラルウォーター過剰消費の見直し』を掲げる。フランスの水道汚染による水道の品質を改善し、品質管理をするための事業協力を求める。
同時にわが国の天然ミネラルウォーターの輸出先の見直しを図りたい。現在わが国は、ミネラルウォーターを異常なほどまでに先進国へ輸出している。その先進国とも協力を図り、世界で水が足りていない国のほうへ、特に発展途上国へミネラルウォーターを送りたい。そのためには、各国でフランスからミネラルウォーターを輸入している国に輸入削減の協力を要請したい。
3.民営化について
さらに、フランスは水問題解決のために水道事業の民営化を推進する。100年以上前から水道事業を民間会社に委託しているフランスでは、さまざまな形態で上下水道事業の運営に成功している。オペレーション・メンテナンス契約という包括的な労務代替的管理運営委託や、アフェルマージュ契約という設備・施設は地方自治体が作ってその後の運営を民間委託するものと、コンセッション契約という施設の建設から運営まで一括して民間に任せるものがある。民間に委託する利点は、水道事業は多額の投資を必要とするため、民営化することで公営のみで行った場合より支出が削減できる。また、運営を民間に任せることで利益が生まれ効率の良い経営ができる。幅広いサービスを提供できるようになり、水の供給の循環をよくすることもできる。よって、世界各国の水道事業に民営化のノウハウを提供していく。
モンゴルでは、水問題について、以下のような問題が起こっています。
・ 地下水の汚染
・ 水の衛生状態の悪さによる伝染病
・ 都市への人口流入による水不足
モンゴルは、穀物自給率が44%と低く、農地にできるような土地が少ないことにも起因しています。モンゴルといえば、放牧ですが、近年、カシミアなどの輸出量の増加により、過放牧になり、草原の状態が年々悪化しています。さらに、今現在整備できている水道も、旧ソ連の設備であり、老朽化が激しく、多くの問題を抱えています。
わが国としては、穀物自給率の低さから、Food of Work 煮賛同するような方向で行きたいと思っています。
インドは降水が多いものの、水瓶となるダムなく、水を貯めることが出来ません。また水道や下水道施設が整っておらず、川は汚染され、日に数時間断水してしまいます。水道の通っていない場所も多いのです。先進国による一刻も早いインフラ整備のための援助が必要です。
また、コカ・コーラやペプシ・コーラなど外国の企業による、現地での地下水汲み上げが大きな問題となっています。地下水を過剰に汲み上げるため、多くの井戸が干上がり、インド農民に多大な影響を与えています。生活用水も枯渇し、工場から排出される有毒廃棄物や廃水が水田や運河や井戸を汚染しています。人々の生命をも脅かしているのです。外国から来た企業による、現地での水使用に関する国際的な規定を作るべきだと考えます。
この案は中国にも賛成してもらいました。
<現状>
トリニダード・トバゴでは、約59,000kuの専管水域を有しており、エビなどの年間水揚げ量は7,000トンから10,000トンに及んでいるわが国にとって、漁業の充実は必要不可欠であった。
これまでの成果として、JICAの協力で漁業訓練計画(1996〜2001)というものをすすめてきた。カリブ漁業開発訓練所(CFTDI)を設置し、漁業技術・漁船機関・水産加工の3分野において教官を育成し、地域レベルの技術向上を促進した。
しかし、水産資源管理に不可欠なデータ収集や、乱獲を避けるための漁法の普及などが課題となっており、適切な水産資源管理体制が確立されなかった。
そこで、「トリニダード・トバゴ持続的海洋水産資源利用促進計画」というプロジェクトを5年かけて今年の9月まで実行した。それにより、乱獲による資源の減少に歯止めがかかり、持続性のある漁業生産活動が可能となり漁村社会の安定も図られた。また、広域技協を実施することにより、域内10カ国に対する技術移転効果が見込まれ、カリブ共同体(CARICOM)内における水産技術の共有と水産セクターの連携強化につながった。
<主張>
世界の水問題に対して、わが国は漁業の面から協力していきたい。
● まず、まだ確立されていない漁業体制に関して、先進国の技術・資金面の援助を求める。
● 体制を確立したのち、漁業に関して困っている国に、CFTDIから教官を派遣し、技術を提供する。
ソマリアでは、ここ数年深刻な干ばつが続いており、飢餓が発生している。その上、最近は集中豪雨による大洪水の発生があり、自国のみでの復興は困難であり、他国からの援助が必要である。また、大雨による衛生状態の悪化から、コレラなどの感染症に感染する危険性が高まっており、医療面での援助も必要としている。
また、安全な水にアクセスできるのは、30パーセントの人に止まっており、女性や子どもが水くみに行かなければならない状況が続いている。このため、安全な水の確保が求められる。
しかし、ソマリアは現在無政府状態にあるため、人道支援は受け入れているが、資金援助を受ける体制は整っていない。よって、国家を統一し、治安を安定させ、他国からの援助を受け入れる体制作りに早急に取り組みたい。
外交姿勢 すべての近隣諸国との友好関係に努めている。
NATO 2004年3月 加盟
EU 2005年4月 署名 2007年1月 加盟実現へ。
基本情報 面積約110千平方キロメートル、人口780万人、一人当たりGDP $2586
首都 ソフィア 宗教 大多数はブルガリア正教
水問題について
年間降水量は約700mm程度で少ない。水資源は、貴重となっている。しかしながら、各セクター間の水配分について適切な管理がなされておらず、1989年以前に策定された開発計画に基づき、需要量以上の取水が行われている。また、流域内及び流域間の複雑な導水により必要以上の水利用が行われているため、乾季には都市部において、慢性的な水不足を引き起こしている。他方、下水処理施設や工場の排水処理施設の未整備により、主要河川の水質悪化等が問題となっているとともに、河川の水質汚濁に起因する地下水の汚染が懸念されている。水質や水源保全を含む総合的水資源管理計画の策定が急務となっている。
2015年までに全ての水域を良好な状態にすることを目的として採択されたEU水枠組み指令(EU-WFD)(2000年10月採択)の要求事項を満たすために、各種取り組みを開始している。このEU-WFDに従えば、2008年に流域管理計画(案)の作成、2009年に国民への計画説明、2010年にEUへ提出という目標設定がある。現在ブルガリアは、EUの準加盟国の立場にあり、2007年の加盟に向けて多くの分野で準備が整いつつある。31分野の達成課題のうち「環境分野」において、「総合水資源管理計画の策定」が求められている。
ブルガリアはこの約十年間、民主化、自由市場へと歩んでいるが、都会と田舎には格差があり、経済上も決して安定しているとは言えない。国土全体に安全な飲み水確保のため、金銭的・技術的援助を求める。また、すべての国と友好関係に努めており、とくに欧州各国との関係強化を望んでいる。
わがタイ王国の水道水は、水道管の汚水・汚物の混入、貯水タンクの汚染等によって大腸菌等に汚染されている場合があり、下痢・コレラ・腸チフスなどの病気を引き起こす原因となっています。そのため、飲用には5分以上の煮沸消毒をする必要があり、ミネラルウォーターの使用が推奨されています。
汚染の原因として、建設された下水処理施設の設計が不適切であり、また個々の運営管理体制の確立が不十分なため、現在既存の下水処理施設の多くが正常に機能していない状態にあることが挙げられます。また、海外から進出してきた企業が、工業排水を浄化することなく運河へそのまま排出することも水質汚染の主な原因となっています。よって上下水道施設の改善が必然とされているのですが、自国内の支援だけではコスト面の負担が大きいことなどから、周辺諸国の相互援助を望んでいます。具体的な援助として、現在機能を発揮していない施設のリハビリテーション工事の費用負担、運転・保守管理方法の改善に最低限必要な機材や専門家の派遣を要請します。
海を守るため、水をリサイクルするためのWP
1.海を守るために汚水処理施設を設置する
我々日・中・韓の3国は、日本海を共有している。どこかの国が十分に処理されていない水を海に流すと、どの国も困る。例えば、沿岸部の開発が進み、汚水が河川・海に流されたことで、水が富栄養化し、エチゼンクラゲが大発生した。このエチゼンクラゲによって、特に日本の漁業は大打撃を受け、また魚の卵や稚魚が食害され生態系にも悪影響を及ぼしている。
このことは、日・中・韓だけの問題ではない。海は全世界に恩恵を与えてくれる母なる水だ。漁業を安全に行うため、また海の生態系を守るために、汚水処理施設の増設の重要性を提唱する。
2.水のリサイクル 再利用率を高める
地球上の水には限りがある。しかし、人間が生きるためには、絶対に水は必要だ。だから、人間の生活、あるいは工業・農業から出された排水を、どう再利用していくかが課題になる。
Ex)中国・・・・都市用水の再利用率は30〜50%(先進国の平均は75%)
生活廃水の処理率は約35%(2003年度)
韓国・・・・下水処理率は約50%(1996年度)
限りある水を再利用することの大切さを考え直し、我々は「水のリサイクル」を推進していきたいと考えている。水の再利用率が高い国はその現状を維持することに努め、また率の低い国に技術的・金銭的協力を行うべきだ。水の再利用に成功している国は積極的に情報提供し、世界レベルで「水のリサイクル率」を上げることの重要性を提唱する。
私の国では、今、わが国は雨から飲料水を確保しています。しかし、地球温暖化により、年間の降水量は減りつつあります。
さらに、わが国は島国のため、周りは全て海です。海水から、飲料水を確保することは出来ません。
そこで、今、海水を淡水にかえる装置をわが国に設置してもらうことを強く望みます。これには、多額の資金が必要です。そのために、先進国に援助をお願いしたいと思います!!!
地球温暖化の原因を作ったのは、産業を発達させるために、森林伐採や工場をたくさん作った、先進国なのではないでしょうか?
この装置設置を望んでいる島国は、わが国だけではありません。そこで、助けて欲しい島国で連合を作りたいと思っています。
Kiribati(キリバス),Haiti(ハイチ), Fuji(フィジー), Marshall Islands(マーシャル諸島), Palau(パラオ),
Tubalu(ツバル)がこの連合に入る予定です。
Baharain(キリバス)では、海水を淡水化にする装置のおかげで、飲料水等の生活に必要な水の70%を海水から確保しているのです。なので、キリバスにも協力を求めたいと思います。
そして、この島国連合では、穀物自給率をあげるために何かしたいとも思っています。
フィジーでは、水問題について以下のような問題が起こっている。
・乾季の影響による水不足
乾季の状況によって5万世帯の家庭への断水が実施される程の深刻な水不足が発生する年もある。
・気候変動や海面上昇による農作物への被害
海面が上昇することによって、満潮時には海水が川へと逆流するようになり、以前は淡水の土壌であったところが、今は塩化している。そのために塩水に耐性を持たない作物が育たなくなってきている。
・年間を通して湿気が多い地域での飲料水の不衛生
日本の梅雨のような気候が一年中続く高温多湿の地域では、細菌やカビが繁殖しやすく、飲料水が原因で下痢性疾患にかかることがよくある。
南太平洋の美しい海に囲まれるフィジーでは、この環境を利用して海水を淡水化し、飲料水や農業用水として使うことができるための施設を設けたい。フィジーはICU(Island
Corporation Union)に所属し、他の所属国と共に先進諸国に海水を淡水化する技術の援助を要請していきたい。
わが国は海抜1mに満たない珊瑚礁でできた国であり、地球温暖化によって世界で最初に国土が消滅すると言われている国である。現在も大潮の時期になると地中から海水が噴出し、作物を枯らし、民家や公共施設を水浸しにしている。
国民の水を支えているのは屋根の水を樋から直径2mほどのコンクリート桶にためて使う天水システムで、国民はそれを煮沸して飲んでいる。ツバルの降水量は年間3000mmほど(日本の約2倍)であるが、乾期になると水が不足し、地下水に頼るようになる。しかし地下水は珊瑚礁の島であるため貴重な上に、海面上昇によって地下水が汚染され飲めない状態である。また最近では水をためたコンクリート桶のあたりにまで海水が押し寄せ、水の確保はさらに難しくなりつつある。
わが国としては、国民の生活用水をさらに衛生的に、手軽に手に入れられるよう豊富にある海水を淡水に変える施設を導入したい。しかしこの施設は高額であり、またそういった技術もないため、ツバル単独で導入するのは難しい。そのため先進国に経済面や技術面での援助を要請したいと考えている。現在ツバルは、同じように温暖化によって飲料水の確保が難しくなっている太平洋上の国と共同で淡水化施設の援助を求めていく予定ある。
オーストリアが直面する水問題として酸性雨が挙げられます。酸性雨により金属やコンクリートでできた文化財の破壊、湖沼・河川における生態系破壊、森林破壊などの被害を受けています。とくに森林破壊は深刻で約40万ヘクタールもの森林が酸性雨の影響を受けているといわれてます。また、酸性雨により土壌の微生物が死滅しているため植物が育ちにくい状態が長く続いています。そこでオーストリアはこの問題を解決するためには、現行のものより厳しい新たな世界規模の環境保護の新基準、制約の策定が必要であると主張します。また、これにより酸性雨に限らず、地球温暖化、水不足、水質汚染、異常気象などの問題も改善されると考えています。
フィンランドには湖が15万個もあり、その多くがきれいで飲料に適した水質であり、現在では世界の水の豊かさランキングbPとなっている。しかし、20年ほど前には木材加工工場の排水が垂れ流しにされ、汚染されていた時期もあった。そのため環境保全関連の法整備が進み、厳しい規制を課すようになったことや、新技術による水の浄化を行った。その新技術とは、土壌中の微生物の力を生かしながら、生態系のバランスを再調整することによって、湖の浄化を行うというものである。この運動のすばらしいところはコストが安く、しかも自然の力をそのまま活かしているところにある。
このように、わが国は海水淡水化装置、または水道設置などを援助するほどのお金を持っていないが、環境にやさしく、かつコストのかからない技術提供による援助を行う姿勢である。
Oh! My Motherland is Sinking into the SEA
〜国の未来を変えるために・キリバス共和国〜
キリバス共和国はオーストラリアの北東に位置する小さな島国です。
わが国は今、水没の危機に瀕しており、また、それに先駆けて現在、海面上昇による井戸水の海水化、塩害による農耕地の死滅など、相次いで発生する問題に頭を抱えています。国の沈没が先進工業国のエゴによるものか、それとも自国の土地利用の拙さによるものか、その議論に加わることができるほどの人材もまだわが国には育っていません。しかしこの問題は、どんなに学者たちが額を寄せて話し合おうと、満場一致の結論が出ることはないでしょう。
お願いしたいのは、加害被害の白黒をつけることではなく、現状・果ては未来を変えるための支援です。
わが国は、今会議でアフガニスタンが提唱した「Food for Work」に賛同の立場を取っています。水を、井戸水と雨水に頼っているわが国にとって、技術援助と食糧支給を円滑に行うことを目標としたこのシステムは大変魅力的です。ただ、この政策によって現状を改善できたとしても、水没する可能性の高いわが国がその後、対価として差し出せるものは数多くありません。見返りとして先にひとつ、提示できるのは、経済水域の譲与です。わが国の経済水域は、355km2で域内最大(日本やアメリカなどの足元にも及ばない規模ではありますが…)であるにも関わらず、地理的隔絶性、国家の狭小性、天然資源の不足等もあり恒常的な貿易収支の赤字に苦しんでいます。わが国はこの経済水域を援助国に分譲し、援助国との友好的な関係を築いていきたいと考えます。
我が国の環境問題のテーマは「空気と水」である。空気と水を汚さないことにポイントを絞って様々な環境への配慮を行っている。この二つが汚染されると人間が生きていけないというシンプルな動機からだ。このような配慮もあり、資源も豊富なため水に関する問題は現在のところ、特に抱えていない。
そこで我が国は援助を進めていきたいと考える。すでにODAに力を入れており、その実績は先進国中4位である。援助を求める国々に対し、適切な援助を進めることこそ我が国の任務であろう。
ハンガリー大平原を縦断するティサ川が毎年のように、雪解け水で洪水を起こす。ルーマニアとウクライナで川を共有し、洪水は国境向こうのカルバチア山脈からやってくる。つまり、自国で対策は打てども水は流れてくる、ということだ。向こうの国で洪水が起きない、洪水対策を練ってほしいものだが、これらの国々の財政は不安定である。
同じように雪解け水による洪水に悩む国と協力し、対策を考えたい。また、国境向こうの国への援助も考えていきたい。わが国は被援助の状況にあるため、他国の協力を求めたい。本流であるドナウ川における洪水被害も大きな問題になっている。ドナウ川汚染防止国際委員会(ICPDR)の活動には洪水防御が含まれている。ドナウ川沿岸国であるオーストリア・ブルガリア・クロアチア・チェコ・モルドバ・ルーマニア・スロバキアと共にその支流の洪水対策についても考えていきたい。
Saudi Arabia, United Arab Emirates, Canada, Venezuela,
United Kingdom, Germany, United Stetes |
今回私たちは先進国と石油を持っている国で集まりました。今回の講義でモルディブ大使の人とバーレーン大使の人が言っていたのは、水問題で困っている国というのはだいたい技術もお金ないので先進国に援助を求めてたということです。そのため私たちは援助したいと思いますが援助を求めている国すべてに行くのは無理なのでヨーロッパなどの国で資源と技術を持っている国と協力して援助したいと思います。援助を申し出る一方で実際に援助を行いそういった問題が改善された国には20〜30年後の間にその国が得た貿易収支の10%を援助した国に収めるということを要求したいと思います。
Food for Work with Water同盟
代表国 アフガニスタン
ラトビア
はじめに!!
このシステムは貧しい国、困っている国への人道的支援を第一に考えるためのものです。
自国の利益は後回しに考えてください。
☆ Food for Work with Water とは、
水問題で食糧不足に困る地域に対する支援形態です。
支援国はただ単に食糧支援・技術支援をするのではなく、被援助地域の住民を水関連の仕事(井戸・ダム建設・水道設備など)に携わらせ、労働の対価として食料を支援します。
☆ 被援助国にどんなメリットがあるか?
1 食糧不足を解消できる
2 水に関するインフラを普及でき、地域住民がその技術を習得できる
3 地域住民に労働機会を与えられる→就職は生活の安定に繋がる
水と食料は生きるための基盤です。その基盤作りに地域住民が携わることで、住民同士の絆も生まれ、安全なコミュニティを作れると思います。貧困や災害の多い地域は治安が悪化する傾向にありますが、住民の共同作業によって払拭できるのではないでしょうか。
また、アフガニスタンのように、自然災害だけではなく人為的に水不足になった地域では、治安維持も緊急課題のひとつなのです。
技術や資金の提供、食糧支援を別個でならできるよっていう国の方々も積極的に参加してください!!(>_<)
―いま、困っている人々は少しでも現状を改善したいと切望しています―
☆現在の賛同国
オーストラリア キリバス
バーレーン モンゴル
インド ニュージーランド
パプアニューギニアに洪水が起こるのは先進国への木材輸出のためにマングローブの林や熱帯雨林から木を乱伐したことが主な原因となっている。さらに、パプアニューギニアには数百キロの長さを持つ大河であるセービック川とフライ川に代表される多くの河川があり、洪水が起こりやすい環境にある。しかし、洪水への対策としての整備目標は明確なものがない。洪水に脆弱な箇所に堤防を設置したが、それが設置されたのは一部で、何も整備されていない川や、地域も多く存在する。このような場所は村落地域であり、都市への影響も少なく大規模は経済活動もない。そのため、予算不足と技術不足でパプアニューギニア政府は洪水で被害にあっている地域の対策ができないでいる。
!!メキシコは困っています!!
年間平均降水量が約700mmと少ない上に、人口増加に伴って水需要が増加していて十分な水質・水量・水源を確保することができません。また、上下水道の設備が充実しておらず、衛生的な水道水が供給されていません。
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人口増加 → 飲料水の需要の増加 → 地下水から揚水 → 過剰揚水!! 地盤沈下!!
↓ ↓
↓ 揚水配管が損失の為、約50%の水が漏水!!
↓
ゴミの増加・不法投棄
↓
水質汚濁
↓
上下水道施設の不備*** 水質・水量に連動する"自動素注入設備"が設置されておらず、水量が多い時は塩素が少なく低濃度、少ないときは塩素が多く高濃度になるなど注入が不安定で、水に対する消毒効果も不安定。 下水処理場で処理しきれなかった下水は河川に排水され、汚染を引き起こす。 ↓
不衛生な水の供給!!
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メキシコの水問題は、水源の不足ということもさることながら、水に関する設備が充実していないことが大問題です。使えるはずの水を半分も無駄にしていることは、なんとももったいない!!メキシコでは、人口が毎年200万人ずつ増えており、今後も人口は増え続けることが予想されます。より多くの国民に衛生的な水を供給するためにも、早急に水に関するすべての設備の充実化を求めています!!
1. 水が不衛生 2。なんてったって上下水道がひっっどい!! 3.メキシコを救いたい!!
以上の点で該当される国の大使さん、いっしょにDRを作成しませんか?してください。
よろしくお願いします。
現在ベルギーは、NATO・EU重視の外交姿勢をとっており、アフリカの旧植民地への経済協力を推進している。水問題に関しては、水道事業民営化の話が進行中であり、また水道よりも主にミネラルウォーターを飲料水としている。重大な水問題はないが、ヨーロッパ全体での気候変動による水循環の断絶の問題がある。しかし、これは欧州各国の協力などもあり、改善されてきている。世界各国の問題を改善するため、さらにEUの協力を求める。そして、水不足の国々に、援助を行えるように大国の協力を求める。
ハイチは中央アメリカの西インド諸島・イスパニョーラ島にある国である。ドミニカ共和国と国境を接し、カリブ海を隔ててキューバと接している。かつてハイチはフランス領として支配に置かれ、独立後もその名残でハイチはフランス語が公用語となっている。主にマンゴーやコーヒーの生産、林業を中心に人々は細々と暮らしており、カリブ海諸国の中でも最貧国と言われている。しかし、農業国であるハイチは、生産性も著しく低い上に、失業率も70%と高く、社会資本、医療、食料、エネルギー供給などが大きく立ち遅れている。
水問題では、水不足が主な問題である。ハイチは雨が少ないが、一時的に豪雨に見舞われる場合がある。しかし、200年前の建国時、ハイチは国土のほとんどが森林に覆われていたにも関わらず、農地の確保のために次々と森林が伐採された。国連の調査によると、97%の森林が破壊された。世界一の森林伐採国である。米国の援助などによって年間1000万本もの植林が行われているが、樹木を切る速度には追いつかない。そして、樹木を失った大地は保水能力がなくなり、木を育てることが不可能となってしまうのだ。そのため、植林で水を確保しようということは難しくなってくる。そこでハイチでは、国民の水の確保のために、海水を淡水に変える装置を取り入れたいと考えている。しかし、ハイチは穀物自給率も低いため、無償の援助をしてもらう他には手立てがない。今ハイチはこの「海水を淡水に変える装置」を望む島国と手をつなぎ、無償で援助してくれる国を探しているのである。
[マーシャル諸島の現状]
南太平洋に位置するマーシャル諸島は、29の環礁と5島によって構成され、平均海抜は約2mと低く、地球温暖化による気候変動のため海面上昇の影響を最も受ける国の一つとされている。海面が1メートル上昇すると国の8割が水没すると予想されており、CO2排出量はほぼ0であるマーシャル諸島の国民は、地球温暖化による被害者であるといえる。住む場所を求めて、大規模な移民が余儀なくされている。また、水道は断水が多く、雨水をタンクにため、水道水として利用しているが、水質も決して安全とは言えない。特に、農業用水への影響は懸念されており、主要産業が農業(ココヤシ油)と漁業のため、海面上昇にともなう水質悪化は、国全体の農業に大きな影響を与える。
この現状から、マーシャル諸島の主な主張は以下の2つである。
@前回の会議で、オランダ、フィジー、ツバル、ハイチ、モルディブ、バーレーン、パラオと協同し結成した Island Corporation Unionで海水の淡水化施設の設立を目指す。その技術提供や資金援助を先進国に強く求める。
A環境難民がこれからますます増え続けることは、避けられない。そのため、太平洋近隣の国家へ移民の受け入れと、移民のための資金援助を要請する。
ネパールの全人口の約80%は自宅にトイレがありません。上・下水道が十分に整備されていないため、感染性胃腸炎になりやすいです。
さらに、ヒ素の問題があります。ヒ素汚染はもともと地層中に存在していた成分が何らかの要因で地下水に溶け込み、それを人々が飲料水などに利用することで起きていると考えられます。国民の29%が0.01mg/l以上のヒ素を含んだ高濃度の水を使っています。さらに、ヒ素を含んだ水が、灌漑用水として使われてしまっています。
このように、ネパールの国民はとても困っています。ネパールの人口の半分以上は窮乏ラインの下にいます。国際社会はネパールの開発予算の60%と、国の歳出全体の28%以上の基金を援助してくれています。国際社会の援助がなければネパールは立ち行かなくなってしまいます。今後のネパールの成長にも国際社会の援助が不可欠です。
特に支援を要求する項目を4つ挙げてみました。
@上・下水道の整備をするために大規模な施設を作ること
Aヒ素汚染対策として、新たな水(ミネラル・ウォーターなど)を支援して欲しい
B新たな水源の確保のために必要な資金を援助して欲しい
C洗浄排水量比を調整することで、洗浄排水中のヒ素濃度を基準値以下に制御可能できるシステムがあるので、そのシステムを取り入れることができるような支援対策をして欲しい
Submitted by
Republic of Sierra Leone
こんにちは、シエラレオネ政府です。
今回の議題「水問題」への対処について、シエラレオネは以下の事を主張します。
金銭的な援助と技術的援助の継続を懇願します
そして、以下のことに使っていけたらと考えます。
@安全な水の確保
わが国には水はあっても汚いために、飲めないことがしばしばあります。
生きていくために、安全な水の確保は不可欠であるのは周知のとおりです。
安全な水が確保されれば、
今まで不衛生な水を飲むことでかかっていた病気を
防ぐことも可能になります。
A衛生設備の普及
10年以上に及ぶ内戦が続いたため、インフラ設備がことごとく壊されました。
多くの衛生施設や設備までもが壊され、平和になった今、建設を急いでいます。
しかし、金銭的、技術的な面で建設が進んでいません。
衛生設備を普及させるためには、各国の支援が必要だと考えています。
B水へのアクセス改善
井戸などが整備されている一方で、未だに水を手に入れるために何時間も
水を求めるために費やしている人も多く居ます。
その多くが女性と子どもです。
これを改善することによって、
労働力が増えることにより、経済発展も見込めると考えます。
C水不足への対処
わが国は、乾燥地帯ではありながら、雨季は訪れます。
しかし、十分な雨水をためる施設や設備がないために、
多くの雨が降っているのにも関わらず水が不足しているという現状にあります。
これを改善できれば、
水不足が軽減されるだけでなく、
より包括的な改善につながると確信しています。
各国大使のみなんさんと、包括的なDRを作っていきたいと思っています。
このWPをみて、内容に賛同してくださる方は是非声をかけてください!
一緒にDRを作っていきましょう♪
シンガポールは、平坦な土地であるがゆえに国内を流れる河川も流れが緩やかで、それが一層水質の汚染を助長しています。
それに伴い原水が不足しているため、隣国マレーシアよりパイプラインを引いて、原水を輸入している状況です。
比較的発展しているシンガポールは、ODAの援助を打ち切られ始めています。しかし、上水機能が発達していても、原水の不足は補えません。今は、原水を輸入することができていますが、いつ隣国との関係が悪化し、原水供給を打ち切られてしまうかわかりません。実際、わが国の欧米への態度に関して、ASEAN諸地域から非難の声もいくらか挙がっています。
他の水不足地域とは、幾分問題点が異なっており困惑している状況ですが、できるだけ時刻で水をまかなえるよう、原水の巨大貯蔵設備の設置を要請したく思います。それには自国のみでは資金にも問題が生じるので、他の水不足国同様、まだ援助が必要です。故に、先進諸国の援助を要請したいと思います。
わが国は国土の4分の1が干拓地であり、常に洪水の危険と隣り合わせの状況にある。そのため、特に地球の温暖化が原因の一つであるといわれる海面上昇と降雨量増加が脅威であり、これらを問題とする島国と協力していきたいと思っている。
また、わが国では、政府・自治体とは別に、水問題委員会(ウォーターボード)を組織し、現在では60ある組織が河川の流域ごとに区分けされた大きなエリアを管理している。このような制度を他国も取り入れることによって、水問題が国民一人ひとりにとって身近な問題となり、水問題の解決を促進させることができるのではないかと考える。
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